備えあれば憂いなし

相続税控除の種類


近年不況の影響で高い税金の支払いに苦慮する方も多いと思います。
上手に税金の控除を用いて、必要以上に税額が上がらないように知恵を働かせている方も多いようですね。
さて、税金が高いというのは、なにも所得に対する税だけの話しだけではありません。
相続税の税率の高さも多くの人の悩みの種となっているようです。
たくさん相続する人からは莫大な相続税が取られます。

例えば3億円もの金額を相続する人の場合は50%もの高い税率が課せられるのです。
「それでも1億円以上相続できるのだからいいじゃないか!」という声も聞こえてきそうですね。
しかしやはりせっかく家族が残してくれた資産ですから、なるべく多く受け継ぎたいと思うのは当然のことかもしれないですね。
さて、所得税が取られる際にも色々と基礎控除などを受けることができるのは皆さんご存知のところだと思います。
実は相続税の算出の際も様々な控除を受けることができるのです。

どのようなものがあるのでしょうか。
ご一緒に確認してみましょう。
基本的に六種類の控除が存在しています。
①配偶者控除
②未成年者控除
③贈与税額控除
④障害者控除
⑤相次相続控除
⑥外国税額控除、の六種類です。
これはどれか一つしか受けられないというわけではなく、当てはまるものはすべて控除されます。
ですから注意して自分がどの控除の対象になるか確認してみる必要があります。
⑤の相次相続控除は相次いて相続問題が勃発したときに負担を和らげるためのものであり、また⑥の外国税額控除は資産が外国にある場合に二重の課税を避けるためのものです。

こうしたあまり聞きなれない名前の控除も用意されていますので、しっかり活用したいものです。
一つ一つをインターネットで調べるのも良いですし、一度専門家に相談して、あなたに当てはまる控除について詳しく説明を受けるのも良いかもしれません。
将来相続の問題が起こることがあらかじめわかっているなら早いうちからこうした知識を取り入れ、相談先を明確にしておくことは助けになるでしょう。